『チーム・バチスタの栄光』海堂 尊

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映画化ということで、手にとってみた『チーム・バチスタの栄光』。

不定愁訴外来(通称愚痴外来)の 医師田口公平(映画では女性)と厚生労働省大臣官房秘書課付技官の白鳥圭輔が手術室での殺人事件に挑むもの。

このミス大賞を受賞していると言う事、ドラマ『医龍2』にはまり、バチスタという言葉に敏感になっていたので大いなる期待をして読みましたが、ウン、ありがち。

そして、これよりおもしろいミステリーを知っていると密かに思ったりも・・・。
ただ、京極堂シリーズの中禅寺 秋彦と関口 巽しかり、ガリレオの湯川学と内海薫しかり、トリックの上田 次郎と山田 奈緒子、古くはホームズとワトソンの様に、白鳥・田口コンビも定石通りな所がかえって安心感と友に読み進みやすかったのかもしれません。

両手からこぼれ落ちそうな命をなんとしても救いたいという気持におされ身勝手にも突き進む医師。

命を託す医者のさじ加減一つだという怖さ。

命の重さを感じる気持の摩滅。

そして、時にわき起こるあらがいがたい衝動。

どれも本の中の世界であって欲しいと心底思いました。


Author rota

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