作り手として尊敬する父

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どこかで書いたことがあるかもしれませんが。

私の実父もものづくりをしています。
のこを引き、小刀でパーツを切り出し、木製のゴム鉄砲を作っています。
連れ合い(私の母)を病気で亡くし、一人で誰とも話をせず、引きこもった生活をしていた時期に、ちょっとでも外にでてくれるようにとゴム鉄砲の販売を提案したのですが、とてもありがたいことに、父のゴム鉄砲はどこのイベントでも大変好評を得ているようです。

そのために、制作が忙しく一日中作業机に向かう日々。
かける手間は、あみぐるみとはまた違いますが、本当に手をかけて作っているものですから、販売する際の価格が手間に見合わないなぁって思ったりします。
もう少し手間代を上乗せしたらいいのにという私に『お金儲けがしたいわけやないから。楽しんでくれて、笑ってくれたらええんや。』と笑います。

父が販売するときには、必ず自宅の電話番号を添えます。
『何かあったら電話してや。』

我が家の子供たちが長らく手荒に遊んでも壊れることもありませんし、『壊れたりすることはまずない』と自信を持って販売をしているようですが、時折、『壊れてしまった〜』という電話がかかってきます。

そんな時に父は必ずいう言葉があります。
『たくさん遊んでくれてありがとな。』

ちょっと無茶して遊んだんだなぁとみてとれるものでも、そんな風にお客さんに声をかけます。
ものづくりに自負はあるけれど、それに奢ってはいけない。
使い方に問題があることがたとえあっても、修理してもまた使いたいと思ってくれる気持ちのほうが大事。
そんな作り手としての父を私はとても尊敬しています。

誰のためにもの作りをするのか。
それによっても作家のスタンスは違うのかもしれません。
でも、私は父のように、誰かを笑顔にできるものづくりを目標に日々邁進したいと思っています。

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Author rota

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