関西の某番組で、毎週アナウンサーの方が読んだ本の紹介するコーナーがあります。
そこで取りあげられていたのが、本書。
実は、2004年版このミステリーがすごい の第1位になった時に店頭で手にはとったものの、冒頭の一文で購入を辞めた本でした。
今回は、アナウンサーの力説に面白みを感じたので、この番組効果で売り切れ続出の中探しまわって購入しました。
感想・・・。
残念ながらの 2番煎じですね。
あらゆる好評価を目にしていたので、期待満々だっただのですが、ストーリーの大事な軸に最初の方で気づいてしまった事や、タイトルにもしっかりヒントが含まれていた事で、某アナウンサーが熱く語る程の衝撃は得られませんでした。
気づかれないように、でもわかる様に、張り巡らすのが伏線であって、それに気づいてしまうと、あとは確認するが為にページをめくるという消化作業でしかなくなってしまいます。
きっと、これが『この手』のミステリーの1番旗手だったなら、私も結末に『やられた〜』って手を打っていたのかもしれませんね。
いやいや、そうであったとしてもこの文体は不得手かも。
どちらにしてもちょっと残念。